両親が移転したあと残る戸建ての家。住みたい!という相続予定人がいない。売るか、貸すか。家を売りたい人が査定サイトに登録するデメリットも聞いたので書いてみたいと思う。
実家の処分をどうするか考えていた時、リフォーム工事もするし賃貸業もやっている不動産屋さんが、実家の周囲の駐車料金や最寄り駅までの距離を聞き取り、「売るより貸したら?多分一か月75,000円くらいの家賃で貸せるよ。そしたら年間90万円になるよ!」と提案して下さった。二束三文で手放すしかないと思っていたのでビックリした。妹にこの話をした。
妹は、エアB(Airbnb)をやりたいと言った。実家から世界遺産のある観光地まで徒歩圏内だし、外国人観光客の利用が見込める、賃貸で貸してしまうと自分たちが実家に泊まる事が出来ないがエアBだったら使いたい日をコントロール出来る、というのだ。妹夫婦は旅行ではホテルよりエアBをよく利用しているようだ。写真はコロナ禍より前に実際に泊まったエアBの家。妹の夫がハワイで家一軒借りたのだ。こういう感覚でホテルより安く泊まれるなら外国人が喜んで利用するに違いないと見込んだようだ。
実家はローンを払い終わっている古い物件なので、家賃収入がないと困るという事はない。賃貸物件にするよりエアB=民泊の方が気が楽と言えば楽だ。しかし、賃貸にしても民泊にしても家主が物件の近所に居てちょこちょこ掃除やメンテナンスに通ってこそ、出費は抑えられると思う。家主が遠方に居て管理業務の全てを業者に委託するとなると出費がすごいことになるはず。なので私は”貸す“というのには反対だ。妹が実家を相続してエアBやるなら私は何もいわないけど、妹が今の住所地から帰ってこずにエアBやるなら管理費が莫大になるという説明をすると、私よりさらに遠方に住んでいる妹も納得し「惜しいなぁ」といいつつ民泊化は諦めた。
私は実家を売ってしまってお金に換え、両親の老後資金に足したらよいと思う。しかし名義人のおとうさんは”売る”というのに抵抗を示した。えー、売るんかと言い、また別な時は売るなりお前らが思うように好きにしたらいいと言い、別の日には売るならわしが死んでからにしてくれと言ったり。実家がなくなるのは寂しいという意見も出た。確かに寂しい気もするが変な人の多い近所だったので近隣住民の代がかわっていてもこの町内に魅力は感じない。家の造り(設計)は狭いゆえ無駄のない素晴らしいもので両親も妹も私も満足している。が、私はこの家に楽しかった良い思い出というものがほぼないので残したいと思えず、後々争いや悩みの種になると思うので売って無くしてしまいたい。
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